高次脳機能障害講演会が大盛況のもと終了しました！

今回は、「高次脳機能障害をもつ労働者の雇用の現実と具体的な次の支援への繋ぎ方」をテーマに、会場とWebのハイブリッド形式で開催し、会場６０名Web５３名の計１１３名の参加者の皆様と一緒に、高次脳機能障害について学びました。

高次脳機能障害者ご本人は、その障害特性から、障害の実感・困り感を持つことができないため、復職を進める中で、職場での指示や約束を忘れる、新しいことを覚えられないなどの失敗体験を繰り返すこととなります。それを職場の中で、どのように調整していけばいいのか。そこには、産業医の一歩踏み込んだ関わりがいかに重要な鍵となるかについて、具体的な事例を基に、支援者、雇用主、家族、弁護士と、様々な立場の方からお話を聞くことができました。

参加者からは、「事例や対策が具体的でわかりやすかった」、「復職に向けて主治医や家族と連携する重要性を再認識した」、「今後の活動に活かしたい」など多くの感想をいただきました。

まだまだ理解の進んでいない高次脳機能障害ですが、事故や脳損傷等により誰でも起こりうる障害です。引き続き、高次脳機能障害の理解を広める活動を続けていきたいと思います。