マーガレットサイト(広島市障害者支援情報提供サイト)お知らせ団体からのお知らせ第28回全国中途失聴者・難聴者福祉大会in平和の都ひろしま

第28回全国中途失聴者・難聴者福祉大会in平和の都ひろしま

公開日:2024年08月23日 最終更新日:2024年08月27日
広島大会難聴者ポスター1
「第28回全国中途失聴者・難聴者福祉大会in平和の都ひろしま」は、NPO法人広島県難聴者・中途失聴者支援協会と広島市中途失聴・難聴者協会の主管により開催いたします。
この大会は、全国の中途失聴者や難聴者、そのご家族や友人、支援者、一般市民など誰もが一堂に参集して、さまざまな問題を提示し、その解決に向けて情報を共有・討論する場であります。また、同じく障害を持つ仲間、支援者たちが交流し、明日への展望を語らう場でもあります。広島県での開催は1985(昭和60)年の「第7回全国難聴者研究大会」以来39年ぶりの開催になります。

私たち中途失聴者・難聴者は「情報弱者」「コミュニケーション障害者」ともいわれ、
日常生活はもちろん災害時、緊急時においても必要な情報を得ることの困難さがあります。外見からは障害の状態が分かりにくいため、「見えない障害」といわれ、誤解されたり、
孤立したり、不利な立場に置かれることが少なくありません。当事者自身も他者にわかりやすく説明することが困難で、コミュニケーションに齟齬を生じて、心理的に大きなストレスを生じます。また感覚器の障害であるため、その聞こえは周囲の環境や本人の心身状態に大きく影響されます。
このようにひとくちに難聴といっても、いろいろ複雑な要素を含んでいるため、一層社会の理解を得にくく、その福祉施策は遅れていますが、一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会(略称:全難聴)は、全国の中途失聴者・難聴者の切実な声を集め、その要望を実現するために様々な活動をしています。

2024(令和6)年4月から施行された障害者差別解消法の改正法で、合理的配慮の提供が義務化されました。全ての国民が、障害の有無によって隔てられることなく相互に人格と個性を尊重し合い共生する社会の実現に資することを目的としています。
私たちは、中途失聴者や難聴者を含めた全ての人々が平等に参加できる環境を整えるようバリアフリーな社会の実現に向けて、これからも私たちの声を届けていきたいと思います。
本大会は「きんさい みんさい つながりんさい ~折り鶴舞う ひろしまの地より 全国へ~」をメインテーマに、4つの分科会でそれぞれの課題に沿って研究・討論を行い、交流を深めます。
そして、誰もが障害の有無によって分け隔てることなく、相互に人格と個性を尊重し合い、明るく暮らしやすい社会の実現に向けて自覚的に研修を深め、中途失聴者・難聴者の自立・自律と完全参加・参画の確立、社会福祉の向上に努めることを目標として開催するものであります。
全難聴大会表紙.jpg

この情報は、「NPO法人広島県難聴者・中途失聴者支援協会」により登録されました。

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